
先日、私が住む地域で中学の同級会がありました。この同級会は5年に一度開かれるもので、顔を合わせるたびに懐かしい思い出話に花が咲きます。そんな中、会うたびに決まって同じ話をする同級生がいました。
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会うたびに始まる「昔の武勇伝」
その同級生(Aさん)は、あいさつのようにこう言います。
「俺、◯◯できるからさ」
「昔は△△やってて、結構すごかったんだよ」
悪い人ではありませんし、同級生ですから、私はいつも適度に相づちを打ちながら聞いていました。ただ、話の内容は毎回ほとんど同じです。これまでどれだけ評価されていたか、どれだけ周囲から頼られていたか……そんな昔の話が中心でした。
気付けば、その日の会話でも「今」の話はほとんど出てきませんでした。
ふと聞いてみた、たった一つの質問
その日もひと通り語り終えると、Aさんは満足そうな顔でこちらを見ました。そこで私は、否定するわけでもなく、軽く笑いながらこう聞いてみました。
「そんなにいろいろ経験してるなら……じゃあさ、今一番楽しいことって何?」
すると、Aさんの表情が一瞬止まりました。「今?」と聞き返し、そのまま少し考え込みました。数秒の沈黙。周りにいた同級生たちも、なんとなく様子をうかがっていました。。
場の空気がふっと変わった瞬間
やがてAさんは、「うーん……まあ、そのうちかな」と言い、話題を変えました。その瞬間、場の空気がふっと軽くなったように感じました。誰も何も言っていないのに、これまで過去の話ばかりだったことが、自然と伝わったような気がしたのです。
私は特に言い返したわけでもなく、ただ質問しただけ。それでも、その後Aさんは昔話をあまりしなくなりました。
そのとき、私は心の中でそっと思いました。一番効くのは、正論でも反論でもなく、「今」を聞くことなのかもしれない、と。
まとめ
相手を言い負かそうとしなくても、問いかけ一つで場の空気が変わることもあります。静かな出来事でしたが、私にとっては、なかなかスカッとした同級会のひとコマでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:百田もも子/50代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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