
ある朝、いつものように通勤電車に乗っていたときのことです。優先席の近くに立っていた私は、目の前の光景に少し胸がざわつきました。スマホを見つめる若者たちと、杖をついた高齢の女性。その間に流れた沈黙が、今でも印象に残っています。
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優先席の前に立っていた若者たち
その日、私はいつものように通勤電車に乗り、優先席の近くに立っていました。目の前の席には、若い男女が数人座っています。皆、イヤホンで音楽を聴いているようで、視線はスマホの画面に向けられていました。私も少し離れた場所で、つり革につかまりながら電車に揺られていました。
通勤時間帯の電車では、誰もが疲れていたり、自分の時間に集中していたりするものです。そのため、最初は特に気にすることもなく、いつも通りの朝だと思っていました。
杖をついた女性が乗ってきて…
しばらくして、電車が次の駅に到着し、ドアが開きました。そこへ、杖をついた高齢の女性がゆっくりと乗ってきました。女性は優先席の前で立ち止まり、少し困ったように周囲を見渡していました。しかし、優先席に座っている若者たちは、スマホから目を離さないままです。
気付いていなかったのかもしれません。イヤホンをしていて、周囲の様子が目に入りにくかったのかもしれません。それでも、目の前に困っていそうな人がいるのに、誰も反応しない光景に、私は何とも言えない気持ちになりました。
「いつか自分も年を取る」そう思った瞬間
私は、若者たちに直接声をかけることはしませんでした。席を譲るべきだと強く言いたかったわけでもありません。ただ、心の中で「君たちも、いつか年を取るんだよ」とつぶやいていました。そして、もう少しだけ周りに目を向ける余裕があれば、誰かの困りごとに気付けるのではないかとも思いました。
もちろん、座っていた若者たちにも事情があったのかもしれません。疲れていたのかもしれないし、体調がすぐれなかった可能性もあります。だからこそ、決めつけることはできません。それでも、目の前の出来事を見て、私は少し寂しい気持ちになりました。
まとめ
今回の出来事を通して、周囲に目を向けることの大切さを改めて感じました。誰かを責めたいわけではありません。ただ、困っている人がいたときに、ほんの少し気付ける余裕や、そっと手を差し伸べる気持ちが広がればいいなと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:芳賀久稔/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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