アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが通う認知症の病院は、以前ダンスのレッスンに通っていたときの乗り継ぎ駅にあります。そのせいか、駅の名前を聞いたあーちゃんは、ダンスの記憶だけが呼び起こされて「そういえば私ねえ、ダンスをやめちゃったのよ」と、突然言いだしました。しかし、やめた理由は「発表会の参加を断ったら、先生が感じ悪くなったから」と言い、発表会に出なくても回数を減らしてもいいからレッスンを続けてほしいと先生から言われていた事実と大きく異なっていました。そして、先生ご夫婦を囲んで「オイショオイショするのが嫌だった」とも話し、かわいらしい言い間違いにほっこりしつつも「ヨイショする」という正しい言い方を教えてもピンときていない様子……。あーちゃんの頭の中から言葉がどんどん抜け落ちていることに、ワフウフさんは悲しくなっていました。
お礼は気持ちだけで…
ワフウフさんの家から近い▲駅を歩いていたときのこと。あーちゃんが「ここはどこなの?」とキョロキョロしていたため、ワフウフさんが「▲駅だよ!」と教えると、「ああ、▲駅ね!」と理解している様子を見せますが、すぐに「ワフウフちゃんの家はここから近いの?」と聞いてきて、ワフウフさんはびっくり。なぜか自分に関する記憶をなくしがちなあーちゃんに、ワフウフさんは「どちら様?」と聞かれてしまう未来を想像してしまうのでした。そんなあーちゃんは、同じ施設で暮らすAさんから将棋を教わっていました。しかし、何度教えてもらっても覚えられず、おもしろくなくなってしまったのか「私、将棋好きじゃないの! もう教えてほしくないのよ!」と言いだしました。Aさんもあーちゃんと同じ認知症なので、断ったことも断られたことも、お互いに覚えていられるのかと、ワフウフさんは心配していました。

あーちゃんは義理堅い性格。Aさんから将棋を教えてもらうのが嫌になったのは、覚えられなくておもしろくなくなったからだけではなく、その性格も影響している様子。

どれくらいの頻度で教わっているのかはわかりませんが、お礼にお茶でもごちそうしなくてはいけないと思っているようです。

とはいえ、Aさんも素人なので、そこまで構えることはないと思うのですが。しかも、お茶をごちそうするという意味を聞いてみると……。