アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
施設で暮らす母・あーちゃんは、お風呂に入らせてもらうために、姉・なーにゃんの家へと向かいました。「足が冷える」と言い、靴下ともこもこのブーツを履いて行ったのですが、お風呂を終えるころには自分の足元を見て「今日、この靴下履いてきたっけ?」と聞いてくる始末。なーにゃんから靴下を履いてきたことを教えてもらうと、今度はちゅうちょなく、なーにゃんのハイヒールを履き始めました……。あーちゃんの中では、「自分の靴=ハイヒール」というイメージを持っているようで、もし今も自宅に住んでいたら、あーちゃんはいまだにハイヒールを履いて出かけていたのだろうか……? と、ワフウフさんはおそろしいことを考えていました。
施設長のお仕事とは…?
今のあーちゃんは、慣れた場所に出かけていても、もう自分がどこにいるのかわからなくなっています。それでも、自分が知っている場所だったのにわからないという認識はあるようで、「私って昔から本当にひどい方向音痴なのよ」と、なんとかごまかそうとしていました。そんな状態で迎えた介護認定の日。あーちゃんはとても頑張っていて、ちゃんと答えられた質問もあったのですが、施設で過ごしている期間を聞かれて、本当は7カ月のところ「3年くらいだったかしら」と答えていました……。記憶に関する質問にはひとつも答えられず、もう記憶するのは難しい状態なのだと、ワフウフさんは改めて思っていました。

先日、あーちゃんと一緒にいるときに、お友だちへのプレゼントを買ったなーにゃん。中にはそれなりの価格のハンドクリームが入っていました。

それを見たあーちゃんは、「ずいぶんいいお値段するのね」とひと言。さらに、自分は近所のスーパーで買ったお手ごろ価格のものを使っていると言います。

たしかに、以前のあーちゃんは乾燥によるひび割れがあり、よくハンドクリームを使っていましたが、自宅を出て施設に入所したときには持ってきませんでした。