
私の職場に配属された新入社員の男性は、効率を重視するタイプでした。ある日、仕事を教えていた私は、彼のある行動を見て「きちんと話を聞いているのだろうか」と疑問を抱きました。しかし、その日の夕方、彼が見せてくれた成果によって、私の印象は大きく変わったのです。
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指導中もスマートフォンを操作する新入社員
私が業務の手順を説明している間、彼はノートを出さず、手元のスマートフォンを操作し続けていました。
その様子を見た私は、「先輩が説明しているときにスマートフォンを触るのは失礼ではないか」「真面目に聞く気がないのだろうか」と、モヤモヤした気持ちを抱きました。
当時の私は、仕事を教わるときにはノートを取り、相手の話に集中している姿勢を見せるのが当然だと考えていたのです。
共有フォルダにアップされていた手順書
ところが、その日の夕方、彼から「先ほどの指示をマニュアル化しました」と声をかけられました。
共有フォルダを確認すると、そこには私が説明した内容をわかりやすく整理した手順書がアップロードされていました。説明を受けたばかりとは思えないほど、内容が丁寧にまとめられていたのです。
驚いて話を聞くと、彼は私の説明をスマートフォンの音声入力機能を使ってリアルタイムで文字化し、重要だと思った部分はその場でタイピングして整理していたとのことでした。
不真面目だと思った自分が恥ずかしくなった
彼はスマートフォンを触ってサボっていたのではありませんでした。私の指示を効率的かつ正確に記録し、すぐに職場で共有できる形にしようと動いていたのです。
私は、ノートを取らずにスマートフォンを操作しているという表面的な行動だけを見て、彼を不真面目だと決めつけかけていました。
しかし実際には、彼なりの方法で説明をしっかりと受け止め、周囲の人にも役立つ形で残してくれていたのです。自分が慣れ親しんだ「仕事を教わる姿勢」にとらわれていたことが、恥ずかしくなりました。同時に、自分の時代の「当たり前」や「正解」だけで、若い世代の行動を判断してはいけないと感じました。
まとめ
一見すると不作法に思える行動でも、その背景には、テクノロジーを活用して効率よく、質の高い成果を出そうとする姿勢があるのかもしれません。仕事の進め方や使う道具は変化しても、真剣に取り組む気持ちまで変わったわけではないのだと学んだ出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤健一/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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