自分は「介護が必要じゃない人」だと思っている母。あまりにも無自覚すぎて #母の認知症介護日記 345

自分は「介護が必要じゃない人」だと思っている母。あまりにも無自覚すぎて #母の認知症介護日記 345
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

懇談会の前にも、前日からまったく着替えた様子がなかったあーちゃんを説得し、着替えさせたばかり。ひとりで着替えもままならない状態だというのに……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

一応、言葉を選びながら「あーちゃんだって私たちの助けが必要になってきている」と伝えます。

母の認知症介護日記/ワフウフ

しかし、その言葉にはピンとこない様子。あくまでも、自分は「介護が必要じゃない人」という認識のようです。

あーちゃんが暮らす施設で、懇談会がありました。内容は、入居者からこんな要望があったとか、ご家族からこんなクレームがあったとか、そうした内容の共有や施設の現状報告があり、なーにゃんがあーちゃんを連れて参加してくれました。懇談会ではいろいろな資料が配られ、その中に自立から要介護5までの入居者人数が表になっている資料があったのですが、あーちゃんはそれをじっと見つめて「ここは介護が必要な人ばかりなのね」とひと言。そこで、なーにゃんが「介護が必要じゃなくても、1人暮らしが不安だから入居している人もいる」と説明すると……。

あーちゃんは「そうよね、介護が必要じゃない人もいるわよね」と納得したように言ったあと、「私だってそうだし!」とサラッと言い放ったのでした。この発言に、なーにゃんは「何を言っているの?」と心の中で突っ込まずにはいられません。懇談会に参加する前だって、まったく着替えている様子がなく、なーにゃんが声かけをして着替えさせたばかり。ひとりでは着替えもちゃんとできなくなっている状態なのに、あーちゃん自身には介護されているという自覚はないようです。

なーにゃんは、言葉を選んで「あーちゃんだって、年とともにだんだんと私たちの助けが必要になってきているでしょ?」と言ったのですが、あーちゃんはピンときていない様子で「そうかしら……?」と言うだけ。認知症の人にも、病識がある人とない人がいますが、その違いがどこにあるのかはわかりません。病識があると「なんだか自分がおかしくなっていく」と不安になってしまって、本人がとてもつらいと思うのですが、病識がないと、家族が追い詰められてしまい、つらいものです。

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病識が乏しい認知症の人の介護では、本人が支援の必要性を感じられず、介護やサービスを拒むこともあり、大変なことが多いもの。家族だけで抱え込むのではなく、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどに相談し、専門職の技術や経験も頼りながら、家族が抱え込みすぎないことが大切です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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母の認知症介護日記

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