介護をしていると、「どうしてこんなことが起こるの?」と戸惑う場面に出合うことも。昨日まで普通にできていたことが急にできなくなったり、思いも寄らない行動に驚かされたり――。そんな日常の中で、介護者が悩んだり、思わず苦笑いしてしまったりする瞬間は少なくありません。そんな介護の現場で実際に多く聞かれる「あるある」なお悩みを、4コママンガ形式で紹介します。
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デイサービスの日を毎回忘れる!?




義母には、デイサービスの日だと伝えていても、当日の朝になると忘れていることがあります。
「今日はデイサービスの日ですよ」と声をかけると、「そんな話は聞いていないわよ!」とびっくりした顔。送迎車が来ても、「私は行かないからね!」と玄関で立ち止まってしまいました。
ところが、迎えに来た職員さんが笑顔で「待っていましたよ」と声をかけると、義母の表情が一変。「仕方ないわね」と笑いながら、そのまま一緒に送迎車へ。さっきまでの拒否がうそのようで、私は玄関からほっとしながら見送りました。
認知症などで記憶力や見当識が低下していると、以前に予定を伝えていても本人の中では記憶に残っておらず、「初めて聞いた」と感じることがあります。そのため、家族から突然「今日はデイサービスの日」と言われると、状況を理解できず、不安や戸惑いから「行かない」と拒否することもあります。認知症では、記憶障害や時間・予定がわかりにくくなる見当識障害などがみられます。 このようなときに、「前にも言ったでしょう」「今日は行く日だから」と強く説得すると、かえって不安や抵抗感が強まることがあります。「急に言われてびっくりしたね」など、まず本人の気持ちを受け止め、安心できるように声をかけることが大切です。顔なじみの職員から「待っていましたよ」などと自然に誘ってもらうことで、気持ちが切り替わる場合もあります。本人の思いを否定せず、安心できる人や環境を活用することがポイントです。 デイサービスへの拒否が繰り返し強くなる、以前は問題なく通えていたのに急に嫌がるようになったなどの変化がある場合は、体調や心理状態、環境などが影響している可能性もあります。無理に連れて行こうとせず、かかりつけ医やケアマネジャー、デイサービスの職員などに相談し、本人が安心して利用できる方法を一緒に考えていきましょう。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしている。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。
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