
ある日突然、陰茎と亀頭のあたりに、コリコリとしたしこりができているのに気付きました。最初は「まあ、すぐに治るだろう」と軽く考えていたのですが……。
★関連記事:「階段が下りられない」65歳で定年を迎えた直後、左膝を襲った痛み。医師から告げられた病名は【体験談】
これはマズイかも!?
ところが数日もしないうちに、そのしこりの表面がじゅくじゅくとただれ、潰瘍のようになってしまったのです。
さすがにこれはマズいと思い、近くの皮膚科を受診しました。診察を受けると、医師からは「組織検査をしたほうがいい」と言われ、大学病院を紹介されました。
紹介先の大学病院で担当になったのは、30代くらいの女性医師でした。デリケートな部位だけに、正直とても恥ずかしかったのですが、潰瘍の数も増えてきていたため、そんなことを言っている余裕はありませんでした。問診と視診の後、組織検査がおこなわれ、後日、その女性医師から思いがけない診断結果を告げられました。
聞いたこともない病名…頭が真っ白に
「ベーチェット病の可能性があります」。聞いたこともない病名に一瞬、頭が真っ白になりました。病因はいまだ不明とされる指定難病のベーチェット病は、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍を主症状とし、主症状や副症状の出現状況によって完全型、不全型などに分類されます。私の場合、その時点では外陰部潰瘍しか確認できておらず、この時点では不全型の診断基準を満たしていないとのことでした。
「眼症状がないか、眼科で検査を受けてください」と女性医師に言われ、後日、大学病院内の眼科を受診。結果は……ビンゴでした。眼科医から「定型的な眼症状が認められます」と説明され、外陰部潰瘍と合わせて「不全型ベーチェット病」と診断されました。
まさか自分が…
まさか、自分が難病を患うことになるなんて――。思わず「ああ……」と天を仰いでしまいました。
これまでの私の人生、それなりにいろいろあったけど、最終的にはなんとかなってきました。小学生のころ、ランドセルを忘れて登校したときも、大学時代に彼女をアパートに泊めたところ、彼女の両親が警察に行方不明者届を出してしまったときも。社会人になって、重要な書類を電車に置き忘れてしまったときだって……なんだかんだ無事に切り抜けてきたのです。
まとめ
でも、まさか人生の最終ラウンドだと自分で思っていたこの時期に、こんな落とし穴が待っていたなんて……。今回のことで私が痛感したのは、たった1つ。「人生は、終わるその日まで何が起こるかわからない」ということです。
監修/窪田 徹矢 先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:櫻井 小/60代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※一部、AI生成画像を使用しています。
★関連記事:「あなたが作る食事は野菜が少ない」退院して帰宅早々、義母の嫌みにイラッ #頑張り過ぎない介護 350