めちゃくちゃ饒舌(じょうぜつ)になった義母。ご機嫌です。
ここで、板挟みになった夫が口を開きます。
夫が間に入ってくれたことで、手術を受けるかどうかは、ひとまず一旦持ち帰りということになりました。
今日は、外科医と義母の手術について相談する日。私にとって、まさに決戦の日です。直腸が脱出(直腸脱)してしまったままの義母を連れて、夫とともにいざ外科医のもとへ。
循環器内科の先生から手術が可能だと言われたこともあって、期待を胸に外科医と話し始めますが、出だしからなんだか雲行きが怪しくて嫌な予感です。そして、その予感は的中してしまい「現状のまま過ごしたほうがいいんじゃない?」という言葉に、思わず義母とともに「え?」とつぶやいてしまいました。義母は歓喜、私は絶望……その意味は正反対でしたが。
思いがけない展開に、泣きそうになりながら現状を訴えますが、すっかり饒舌になった義母は諦めましょうと言わんばかり。一応、手術をするなら責任を持ってやるという言葉をもらい、一旦家に持ち帰って再協議することになりましたが、手術を受けるとなると、義母の気持ちもないがしろにできないのでスムーズに話し合いが進むとは思えません……。
--------------
循環器内科の先生から背中を押されたことで、期待していた分、外科の先生の言葉はショックが大きかったのではないでしょうか。これまで、手術の日まで! と自分を奮い立たせてやってきたのに、この後モチベーションが保てるのか、心配になってしまいます……。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。