
結局、義母が生まれ変わったのは1日限りで、私がそのまま準備をすることに……。負担は変わらずです。
この日は、仕事が休みだった夫が、私に代わって義母を内科に連れて行ってくれました。その道中、義姉のことやデイケアのことを愚痴った義母に対し、夫がお説教をしてくれたようで、翌朝には義母は「自分でパンを焼くから何もしなくていいです」と言い、昼には「電子レンジでカレーを温めるから何もしなくていいです」と言い、人が変わったようになっていました。
この変化について夫は「全部やってもらって申し訳ないという気持ちもある一方で、自分はつらいんだからもっとやってほしいという気持ちもあるのだろう」と、義母の複雑な気持ちを夫なりに理解して私に説明してくれました。夫は私が毎日のように愚痴っても、感情的にならずに聞いてくれて私を諭すように意見してくれます。私が義母に振り回されても耐えられるのは、夫が「おまえが我慢しろ!」と言う人じゃないからというのも大きいような気がします。
しかし、義母が変わった様子を見せたのもたった1日だけでした。翌朝には、義母が朝食を用意している私のもとへやって来て「負担になるから、あれこれ皿に乗せなくていい」とお気づかいのひと言。しかし、私が作っていたのは自分の朝食でした。なぜなら、義母は自分で用意すると思っていたから……。結局、そのまま義母の朝食を用意することになり、私の負担が軽くなることはありませんでした。
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実際にまる子さんの負担が軽くなったわけではありませんが、夫の説得によって義母が何かを感じ取ってくれた様子が見えたのはよかったのではないでしょうか。この調子で、デイケアにも行く気になってくれるといいですね。
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