一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
今日はデイケアに行くと義母が言うため、まる子さんは支度を手伝い、迎えに来てくれた施設の方にあいさつをして荷物を渡していました。すると、義母が後ろから「まる子さん!」と呼んできました。どうやら、義母は先に車に乗り込むつもりだったらしく、すぐに車まで手を引くようにまる子さんに指示。まる子さんは、仕方なく片手に荷物を持ちながら義母を車まで連れて行ったのですが、そのとき一瞬だけ義母がバランスを崩してよろけてしまい、義母から「あなた失格」と厳しい言葉をかけられる結果に……。それを聞いたまる子さんは「もう失格でいいから、次からは頼まないで」と思ってしまうのでした。
口調がきつい実母
ある日、まる子さんのもとに実母から電話がありました。実母は、兄弟の家に集まった帰りに転倒し、骨折してしまったようで、今は絶対安静で入院中とのこと。何もできない自分がみじめだと愚痴る実母の言葉を聞きながら、すぐにでも飛んでいきたいのに、仕事や義母のことを考えるとそうもいかない自分に、今できることは何だろう……? と考え込んでしまったまる子さんでした。

この日、冬至に合わせて実家から柚子が届き、家族は浮かれています。しかし私は、入院生活を送る実母のことを考えると切なくなります。

この柚子を送った後、風にあおられて転倒し、骨折した実母……。

入院中はできるだけ家にあるもので対応していたようですが、着替えを手伝ってくれる看護師さんに負担をかけないよう、前開きの肌着と紙おむつの購入を頼まれました。