一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
朝から「なんかねぇ……。やっぱりトイレに入ると出てるみたいでねぇ……」と、しきりに子宮脱(しきゅうだつ:骨盤底の筋肉や靱帯がゆるんでしまい、子宮が本来の位置から下がり、腟のほうへ突出してくる状態のこと)を気にしている義母。しかし、あれこれ言うだけで話が進まないので、まる子さんは「病院に行くなら教えてほしい」とだけ伝えて、部屋を出ようとしました。すると「今週中には考えます。大学病院に電話すればね。ずっと通っていたんだし、お願いすれば……」と、義母には珍しく前向きな言葉が出てきました。でも、大学病院にはもうずいぶん行っておらず、通っていた診療科も違います。だから、義母の言うようにお願いしてどうにかなる話ではなさそうです……。ただ、ここのところデイケアもお休み続きでほとんど体を動かせていないことから、まる子さんは義母の体力の低下を心配しています。
行く気はなさそうだけど…
まる子さんが仕事の日。朝から義母は「視界がキラキラする」「めまいがする」と不調アピールをしてきますが、パッと見で熱はなさそうなので、お休みで家にいる夫に義母のお世話をバトンタッチして、まる子さんは仕事に出かけました。帰宅後、夫に義母の様子を聞いてみたところ、いたって普通で食事も完食していたとのこと。朝からあれだけ不調アピールを続けていたのに……? と、まる子さんは思ってしまいましたが、よく考えたら明日はデイケアの日。デイケアをお休みするために、義母が着々と準備を進めていることを察したのでした。

今日はデイケアの日。義母はこまめに検温しています。

少しでも熱が上がったら報告してきますが、スルーしてデイケアの準備を進めます。

それでも、義母の報告は止まりません。