シルバーハウジングとは
高齢者が自立して快適に生活できることを目的に、高齢者向けのバリアフリーの設備を施し、さらにトイレや浴室などに緊急通報装置や見守りセンサーなどが付いた公的な賃貸住宅です。さらに、約30戸につき一人の割合で、生活援助員(ライフサポートアドバイザー:LSA)が配属され、生活相談や安否確認、緊急時の対応といった生活支援サービスを受けられます。
事業者はおもに地方自治体や都市再生機構、住宅供給公社などで、公営住宅の家賃減免や生活支援サービスなどの経費が公的な補助でまかなわれており、低額での利用が可能です。
原則として60歳以上の自立、または自立に不安がある人が対象で、年収制限や貯蓄の条件などがある場合も。介護サービスを受けるには個人で居宅介護サービスを契約する必要がありますが、なかにはデイサービスセンターなどの施設と連携した「福祉施設連携型」の施設もあります。ただし、要介護度が重くなり一人暮らしができなくなると、入居し続けるのは困難です。
入居の際は家賃約2〜3カ月分程度の敷金が必要で、家賃は年収などにより異なり、1〜13万円となります。さらに生活費と介護サービスを利用する場合はその費用が加算されます。