思いは伝わらず……。一体何のためにここに来たのか……!?
仕事から帰ると、代わりに義母のお世話をしてくれている義姉は、飛び出た腸をしまうことなくすでに帰宅。義母はというと、絶妙に出ている腸に負担をかけない姿勢で待っていました。そして、腸の状態を聞いてきます。紹介状を持って病院に行く日が近付いているので、不安になっているようです。
そして迎えた病院の日。義姉にも手伝ってもらい、予定通り受診。担当の医師は、義母を見た瞬間に顔をくもらせていたのが気になりましたが、とにかく今の状態を必死に説明しました。きっと、医師の立場から手術を勧めてくれるはず……そう思っていましたが、実際には「手術なんてしたくないよねぇ……」と義母に言っていて、もちろん義母もその言葉に同調。
私は、義母のためだけではなく、家族のためにも手術をしてほしいと思っていることを涙ながらに伝えますが、医師からは思ったような反応は得られませんでした……。結局、明日また別の科の見解を聞くということになり、それなら今日は何をしに来たの? と拍子抜けです……。
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何もかも手術までの辛抱だと、自分を奮い立たせてここまでやってきたまる子さんにとっては、頼りになるはずの医師に思いが伝わらなかったのはつら過ぎますね。別の科では、現状を汲み取ってくれる医師に出会えるといいのですが……。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。