「私、どこか変なの?」認知症が進行していく中でも、母が続けている努力とは #母の認知症介護日記 83

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#母の認知症介護日記 83

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何十年も愛用していた膝下ストッキングの存在も忘れてしまったようです……

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足元が冷えると、決まってその日はトイレデー。相変わらず何回もトイレに行っていたのでした……。

1年半前、脳神経外科で認知症のテストを受けたときは、ひどく動揺していたあーちゃん。今は動揺することはなく、本や新聞を読むなど、頭の刺激になることも続けています。ただ、読んだ内容が理解できているかどうかは微妙なところですが……。

あーちゃんはとても華奢で、すごい冷え性。真夏だというのに、ストッキングをはいて「足が冷える」と繰り返していました。足元を見てみると、足首までのストッキングをはいていたので、姉が自分の冷え対策で持ち歩いていた膝下のストッキングを渡してあげたそう。

すると「そういうの、売っているの!?」とビックリしていたようですが、それはあーちゃん自身が何十年もはいていたもの……。ずっと日常的に使っていたものでも、忘れるのはあっという間のようです。

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本も新聞も、たとえ読んで理解ができていなかったとしても、読むことをちゃんと習慣にできているのは素晴らしい努力ですよね。何十年も身に着けていた物の存在も忘れるようになった今、1つでも続けている習慣があるのは、すごいと言えるのではないでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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