「あのね…実はね…」早朝に弱々しく暗い声で電話をかけてきた母の用件とは #母の認知症介護日記 84

「あのね…実はね…」早朝に弱々しく暗い声で電話をかけてきた母の用件とは #母の認知症介護日記 84
連載タイトルPIC

介護施設や自宅での介護、介護について調べたり、介護を考えるきっかけになったことなどの体験談、マンガ記事をお届けします。

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

先日、母・あーちゃんは検査中に何度も「眠い」と繰り返していました。いつもと違う行動パターンを取ると「眠い、疲れた」と言うことが多くなったように感じていたワフウフさんは、これはただ単に体力が落ちているのではなく、傾眠傾向(高齢者に多い意識障害の1つ)では? と感じるように。そしてその日、あーちゃんはワフウフさんに、財布を確認していた父から「お金、知らない?」と疑われたことを「失礼よね」と怒りながら話していました。ワフウフさんはそれを聞き、「もしかして、父も認知症……!?」とドキッとしてしまったのでした。

★前の話

何日も振り回されたのに!

1年半前に脳神経外科で認知症のテストを受けたときのあーちゃんは、ひどく動揺していて、自分が認知症になるはずがないと主張していました。そのころから続けている本や新聞を読む習慣は今も続いていますが、果たして内容が理解できているのかどうか……。今は、何十年も日常的に使っていた膝下ストッキングの存在すら忘れてしまう状態で、ワフウフさん姉妹は認知症が進行していることを目の当たりにしています。

#母の認知症介護日記 84

認知症の診断が下る前、一時期被害妄想のような言動が見られたあーちゃん。

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫

#母の認知症介護日記 84

しかし、それは長く続くことはありませんでした。

#母の認知症介護日記 84

私たちも、あーちゃんの訴えを真に受けることもなく……。

生活・その他の最新記事