現役から退いて自宅で毎日を過ごすようになると、暇を持て余すように。また体がなまってしまい、以前のように動かせなくなりました。ここでは、仕事を辞めた私が引退後に始めた習慣、ウォーキングとビデオゲームの心身への影響についてお話しします。
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運動不足と体力低下を克服するために
仕事を辞めると緊張の糸が切れ、毎日をただなんとなく過ごすようになりました。すると体力が衰えてしまい、近所のスーパーまで歩くだけでも息切れするように。そこで失った体力を取り戻すために、毎日30分のウォーキングを開始しました。雨天以外は毎日歩くようにしたところ、徐々に体力が回復していきました。
それと同時に、自分の中で気付いたことがあります。仕事とウォーキングは異なるものであり、仕事はウォーキングの代用にはなりません。つまり仕事を辞めたから体力が落ちたのではなく、会社員時代から慢性的な運動・体力不足だったのです。
会社員時代よりも元気に
その証拠にウォーキングを3カ月も続けるころには、会社員時代よりも元気に生活できるようになりました。ウォーキングは全身を使うので、肩周りや足腰などもまんべんなく動かせます。
その結果、かねてから悩んでいた肩凝りや腰痛などが軽減していったのです。体の痛みをあまり感じなくなると、夜ぐっすりと眠れるようになりました。どうやら痛みというのは、睡眠の質さえも低下させてしまうようです。
ビデオゲームで脳をリフレッシュ
仕事を辞めた後は心機一転し、セカンドライフを楽しむことに専念しています。会社員時代は仕事が生活の中心で、収入を得るために働いているようなものでした。時折、何のために生きているのだろうと自問自答したことは数え切れないほどあります。しかし仕事を引退したことで時間が生まれ、また退職金を手に入れて心に余裕が生まれました。そして今後の人生について、冷静に考えられるようになったのです。
そこで引退後は人生初のビデオゲームを始めることに。自宅のテレビにゲーム機をつないで遊べる家庭用ゲームで、認知症の防止に良いと聞いて始めました。テレビのドラマやニュースを見るのと比べて目は疲れますが、一方でゲームは手先と頭を使うので脳を活性化させるためにいいようです。ゲームは1日1時間という言葉をどこかで聞きましたが、熱中すると1時間などあっという間です。子どもたちがなぜこれほどゲームに熱中するのか、身を持って知ることができました。
まとめ
人間は何もしない状態に耐えられませんし、体と心にもよくないと感じます。引退後に始めたウォーキングは、衰えた体力を取り戻すために最適でした。またビデオゲームは手先と脳を酷使するので、物忘れの防止に最適だと実感しています。
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文/木下英俊