あーちゃんも話が理解できてきたのか、穏やかな口調に変わりました。
ウフフフって……。付き合わされているこちらは、全然笑えないんですけどね。
朝、家の電話が鳴ったので出てみると、予想通りあーちゃんからでした。話を聞くと「健康診断証のことで実印が必要なんだけど……」と言っています。また実印?? そして「健康診断証」とは?? と私が考えていると、どうやら健康診断証とは保険証のことを言っているようで、間もなく期限が切れてしまうので、医療費が実費になってしまうと心配していました。保険証は先日見つけたはずですが、あれは新しいものではなかった……!? とにかく状況がわからないので、私が区役所に電話をしてみることに。
区役所の人にあーちゃんの娘だと名乗り、教えていただける範囲で構わないと断ってから、いろいろと質問をしてみました。その結果、あーちゃんが持っている保険証の期限はまだ2年ほど先であること、再発行手続きはしていないこと、保険証は2年ごとに自動更新されて書留で郵送されること、再発行が必要ならその場での再発行が可能なことを確認。もし再発行が必要になっても、実印は必要ないと区役所の人が教えてくれました。……つまり、あーちゃんの話は、何1つ合っていませんでした。
すぐにあーちゃんに電話をかけて、区役所の人から聞いた話を伝えたところ、やっと安心できたようで、電話口からも穏やかになっていくのが感じられました。私も、話の流れがちゃんとわかってスッキリしました!
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何を伝えたいのかをキーワードから察するしかないので、なかなか話が進まないのはストレスだったと思いますが、これまでの話が1つも合っていなかったというのは衝撃的でしたね……。それでも、最終的にお互いがスッキリできたようでよかったです。
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