「動揺してカスハラ行為を…」検査方法に動揺して看護師に厳しくあたってしまった話【体験談】

「動揺してカスハラ行為を…」検査方法に動揺して看護師に厳しくあたってしまった話【体験談】
「動揺してカスハラ行為を…」検査方法に動揺して看護師に厳しくあたってしまった話【体験談】

私は、現在60歳代後半の男性です。約14年前に健康診断で、膵嚢胞(すいのうほう:すい臓の内部や周囲にできるさまざまな大きさの袋)が発見されました。以来、半年ほど定期的にこの病院で、膵嚢胞にかかわる検査と診察を受けています。

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経過を知ってくれているはずが…

私の担当医師は、ここ10年ほど担当してくださっている内科専門医で、経過をよく知っているはずでした。ところが、腹痛と下痢を繰り返すことが多くなった時期があり、その症状をあらかじめ病院に伝えていたところ、定期検査の際に突然、看護師から造影剤注射をしてから、CT検査をすると言われました。

動揺して厳しく言ってしまった

私はかねてから造影剤注射には副作用の恐れがあるため、医師に強く拒否の意思を伝えていました。しかし、医師から何も説明がないまま、造影剤注射をしてCT検査をすることになっていたのです。そのため、看護師にかなり厳しく「造影剤注射はかねてからしないと担当医師に伝えてある」ということを訴えました。

今考えれば、この看護師に対してカスハラ(カスタマーハラスメント)のような対応をしてしまったと思いますが、そのときの私は必死だったのです。

必要以上に反応してしまったと反省

私のような60歳代という年齢は、一番カスハラを起こすことが多いと聞いたことがあります。今回のことを通じて、この看護師に対してかなり強い口調で検査方法を拒否した行為を考えると、嫌な検査を受けさせられてしまう恐れから必要以上に反応してしまったと反省しました。また、長年私を担当してくださった医師の無理解に対する怒りもあったと思います。

まとめ

このことを通して、今ちまたよく言われるカスハラについて、再度自身のこととして受け止め、これからの教訓にできたことはよかったと考えています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

著者:新井さとし/60代男性・無職
イラスト/おんたま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)

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