先生は、最後に私たちにアドバイスをしてくれました。このひと言が、めちゃくちゃ心に刺さります……!
やっぱり先生、好きになってもいいですか……?
テストを終えたあーちゃんに、先生は検査を受けるように言ったあと、私たちは外で待つように言いました。そして、あーちゃんが看護師さんに案内されて検査に向かうのを確認してから「娘さんたち、こっち!」と、私たちを呼び戻しました。あーちゃんが自分抜きで話すことを気にするだろうと、配慮してくださったようです。……神対応すぎる! 先生、好きになってもいいですか? この対応で、私の心はわしづかみされてしまいました。ステキ!
先生からの話によると、あーちゃんは歩行動作や手の動きにパーキンソン病の症状が出ているとのこと。さらに、テスト中に見られた鏡像運動から「大脳皮質基底核症候群」と診断されるそうで、やはり糖尿病のかかりつけ医が言っていた「筋力の低下」とはまったく違うということが判明。ここに来て本当によかった……!
そして、長谷川式認知症スケールの結果ですが、なんと30点満点中11点! 1年半前は22点だったのに、その半分になってしまっていました。あと1点少なければ、高度認知症になります。先生からも、今飲んでいる薬で対応できる段階ではないと言われてしまいましたが、最後にあーちゃんのようなタイプの扱い方についてもアドバイスをしてくれて、介護者のことも考えてくれる良い先生だと確信。この病院では受けられない検査があるので、別の病院で受けてからまた診察に伺うことにしました。
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いろいろなタイプの患者さんを診ているからこその気づかいがありがたいですね。これまでの診察にモヤモヤしていたところでこんな神対応をされたら、胸キュンになるのも納得です。残念ながら、認知症はかなり進行していたようですが、信頼できる先生が見つかったことで、いい方向に向かうと信じたいですね。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。