「年金さえ払っていれば…」要介護4の母を在宅介護。在宅介護にせざるを得ない現実とは【体験談】

「年金さえ払っていれば…」要介護4の母を在宅介護。在宅介護にせざるを得ない現実とは【体験談】
老後の現実を見たのイメージ

現在、要介護4(介護保険制度における要介護度の1つで、重度の介護を必要とする状態)の母の在宅介護に奮闘しています。週3回のデイサービスは、主にお風呂に入ってもらうことが目的です。送り迎えは少々大変ですが、妹と半分ずつ分担しています。さらに、見守りを兼ねて週4回の宅配弁当サービスも利用しています。

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老後の経済的準備が必須

母の認知症が進行し、身の回りのケアがひとりでは難しくなってきたため、ショートステイの利用も検討しています。

この介護生活を通じて、多くのことを学びました。特に、老後の経済的準備の重要性を痛感しています。母は年金を払っていなかったため、現在年金を受給できず、介護費用を含めすべて私が負担しています。

厳しい現実も

経済的負担を軽減しようと、世帯分離して母の生活保護申請を試みましたが、思いのほか難しい状況です。この経験から、社会保障制度の複雑さや、時に厳しい現実を目の当たりにしました。

しかし、この困難な状況の中でも、家族の絆の大切さを再確認できました。妹との協力や、母との新たな関係性の構築など、予想外の喜びも見出せています。

自分自身の備えを考えるように

介護はたしかに大変ですが、同時に人生の貴重な学びの機会でもあります。この経験を通じて、自分自身の老後への備えの重要性を認識し、将来の計画を見直すきっかけにもなりました。

また、現実を目の当たりにしたことで、地域の介護サービスや支援制度についても詳しく知るきっかけになったように思います。

まとめ

母の介護は続きますが、この経験を通じて得た知恵と強さを、今後の人生に生かしていきたいと思います。そして、困難な中にも小さな喜びを見出し、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと考えています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:角田マモル/50代男性・契約社員

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

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