血相を変えて怒ったかと思えば、泣き出す母…見ているのも相手をするのもつらい #母の認知症介護日記 128

血相を変えて怒ったかと思えば、泣き出す母…見ているのも相手をするのもつらい #母の認知症介護日記 128
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 128

翌日。前日のバトルで疲れ果てていた姉のもとに、あーちゃんから電話がかかってきました。

#母の認知症介護日記 128

何十回も聞いた話を、また聞かされた姉……。

#母の認知症介護日記 128

そのうち、泣き出したあーちゃん。気分が落ち込み過ぎたのか、うつのような状態に。まるでジェットコースターのように気分のアップダウンが激しく、付き合うほうも大変です。

攻撃的になっているあーちゃんの話を、姉は根気強く聞いてくれました。どうやら、あーちゃんは姉に預けた通帳の存在をすっかり忘れているようで、持っていない通帳を父から見せるように言われていると憤慨している様子。手元に通帳がないため、自分はお金を持っていないと不安になっているようです。しかし、姉がお金は心配しなくても娘たちが管理していると言っても、理解ができず話はエンドレスです……。

さらにこの日は、薬の数が合わないと大騒ぎ。父と折り合いが悪い私たちは、父がいる家には行きたくないので、自分で薬を管理できないようなら訪問薬剤師さんに管理をしてもらわないと無理だと姉が言いました。すると、あーちゃんは血相を変えて「そんなの必要ないっ!!」と怒ってしまい、何を言っても聞かない状態に。ほんの1週間前までは穏やかだったはずなのに、急な変化を目の当たりにして、私たちもつらいです。

しかし、そうかと思えば突然姉に電話をしてきて、泣きながら弱音を吐いてきたそうで、攻撃的なあーちゃんとは打って変わって、気分が落ち込み過ぎてうつっぽくなっていたそう。その様子を見て、姉はこのまま家に引きこもっていても良いことはないと思い、とにかく出掛けてもらえるように、ウィッグを作りに急きょあーちゃんを連れ出すことにしました。

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ただ口調が攻撃的になるだけなら、言葉選びに気を付けていれば状況は変わりそうですが、こちらの言うことに聞く耳をもたずに自分の感情を押しつけてくる状態だと、相手をするのも大変です。あーちゃんが自分の認知症を受けれ入れていないところに、難しさを感じますね。ウィッグを新調してお出掛けをすることで、良い変化が訪れることを期待したいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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