認知症の影響で通帳の再発行を繰り返す母。ダメ元で銀行に相談すると #母の認知症介護日記 138

認知症の影響で通帳の再発行を繰り返す母。ダメ元で銀行に相談すると #母の認知症介護日記 138
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 138

やっぱりダメ。

こう言ってやりたいところですが、さすがにグッと飲み込みました。ただ、父も認知症かもしれないと言ったところ、窓口に来たときに連絡をもらえることにはなったので、一歩前進です!

ついに私たちの目をはばかることなく、父が動き出しました。父が足を運んでいると言った銀行は、あーちゃんのメインバンク。この口座を取られてしまうと本当に困ってしまいます。でも、後見人が決まるまではまだ時間がかかりそうです……。そこで、姉と相談してダメ元で銀行に通帳の再発行をしないよう掛け合ってみることにしました。

銀行の窓口で「認知症の母が、通帳を娘に預けたことを忘れてしまい、再発行ばかりして困っている」と相談したところ、窓口の担当者からは「本人が必要なものをすべて持って手続きに来られた場合、拒否することはできない」と言われたのですが、そのあと後方の役付きに相談に行ってくれました。そして、しばらく待ったところで「お母様のことを存じ上げている地域担当の方と話してほしい」と言われて部屋に案内されました。

なんと地域担当の方は、あーちゃんと話したときに聞いた「主人には一銭も渡したくない」という言葉を覚えてくれていて、再発行を止めてくれていました……! 神対応! しかし、どこの銀行もそんな対応をしてくれるわけもなく……。もう1つの銀行は、マニュアル通りの対応でした。ただ、もしあーちゃんが夫婦で再発行の手続きに来たら、私たちに電話をくれることになったので、交渉したかいはありました。

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特に銀行は、マニュアル通りの対応というイメージが強かったので、まさかの神対応にビックリですね。あーちゃんのことを覚えていてくれた、地域担当の方の対応力に脱帽です……! まとまった額の現金を常に家に置いておくわけにはいかないので、こうして安心して利用できる金融機関があるのは助かりますね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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