東京での生活が始まって数年、20代半ばだったある週末、ひとりでカフェに立ち寄ったときのことです。ある知り合いとの出会いが始まりでした。
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東京で同級生と偶然の再会
カフェで窓の外をぼんやり眺めていると、見覚えのある顔が。なんと、小中学校時代の同級生でした。彼女とは卒業以来、一度も会っていませんでした。東京での偶然の再会に、お互い驚きを隠せませんでした。「久しぶり!」と声をかけ合い、連絡先を交換して別れました。
数日後、彼女から連絡が入りました。「今度、「ジュエリーの展示会があるんだけれど、一緒に行かない?」とのお誘いで、「積もる話もあるし」と喜んで出かけました。キラキラ輝く宝石たちは見ているだけで楽しかったけれど、私には高嶺の花。結局、何も買わずに会場をあとにしました。
自己啓発の勉強会に誘われて
それからまたしばらくして、今度は自己啓発の勉強会に誘われました。そのころ、彼氏ができたばかりで「もっとすてきな女性になりたい」と思っていた私は、二つ返事で参加を決めました。
勉強会の内容はおもしろく、週1回のペースで通ううちに、個別のセッションや週末合宿にも参加するようになりました。グループでの勉強会は週2回になり、ますます熱心に取り組むようになりました。しかし、熱中する一方で、心のどこかに小さな疑問が芽生え始めていました。そして、ついに最終日。その勉強会が、とある団体と関係があることが判明したのです。
彼氏の言葉でわれに返り…
その後も、次のステップの勉強会に誘われ続けましたが、当時の彼氏の言葉が私を迷いから救い出してくれました。「本当にそれが君にとって必要なものなの?」と。彼の言葉で冷静になり、最終的には参加を断りました。あの同級生には、それ以来会っていません。
実は、こんな経験は一度ではありませんでした。以前、短期で働いていた会社の先輩から数年ぶりに連絡があり、再会したと思ったら、ネズミ講の勧誘だったことも。もちろん、丁重にお断りしました。
まとめ
これらの出来事を通して、しばらく会っていなかった人からの突然の連絡には、何かしらの理由があるのだろうと感じるようになりました。そして、その理由は必ずしも私にとってプラスになるものとは限らない、ということを学びました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:渡辺美紀/60代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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