こう言っているようです。おそらく、これは預金をすっかり忘れてしまっているので、あーちゃんにとっては本心です。
あーちゃんは、自分が何の手続きをしたのかもまったく理解していませんでした。
探していたウィッグと通帳は見つからなかったけれど、父があーちゃんのお金を狙っているということはよくわかりました。今、あーちゃんのマイナンバーカードは私が預かっているので、あーちゃんは手元に写真付きの身分証明書を持っていない状態です。そのため、父は健康保険証と病院の診察券を持って通帳の再発行手続きをするつもりだったようなのですが、奇跡的なタイミングで私がその診察券を預かっていたせいで、郵便局の通帳の再発行は断念。もちろん私にその意図はありませんでしたが、結果的に父の悪事が防げてよかったです……!
おそらく父は、あーちゃんと一緒に銀行へ行って通帳を再発行すれば、本人の同意が得られていることになると主張するつもりだと思います。しかし、すでに自分の預金がどこにあるのかも覚えておらず、実際よりもずっと少ない金額の預金しか持っていないと思い込んでいる状態なので、その主張は通用しません。
父が「通帳を全部見せなさい」と言ったところで、預金の存在を忘れてしまっているあーちゃんは「お金なんか持っていない」と、本気で言っているはずです。私たちは、何度も通帳も残高も見せているのですが、それを見て毎回驚くくらい、自分のお金のことを忘れてしまっています……。
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なんとも奇跡的なタイミングで、病院の診察券が父の手に渡らずに済んでよかったですね。今まであーちゃんが頑張って働いて蓄えてきたお金なので、そこはやはりあーちゃんに自由に使ってほしいですよね。
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