アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
最近のワフウフさん姉妹は、いつもの病院の付き添い以外にも、母・あーちゃんの財産を父から守るために銀行関連の手続きをおこなうなど、大忙しです。ありがたいことに、銀行によっては事情をくんで柔軟に対応してもらえて、今のところ大きなトラブルもありません。しかし、良いことばかりではなく、気がかりなことも……。というのも、最近のあーちゃんはなんとなくぼんやり気味で、意欲や意志が薄れているように見えるのです。ふとした瞬間に寝てしまう傾眠傾向も見られ、たった1カ月前と比べても認知症の症状は進行しているように感じます。
ついに戦いの火ぶたが切られた!
あーちゃんの財産を狙う父から守るため、ワフウフさん姉妹は後見人(認知症などにより判断能力がない人の財産管理や生活の維持のため、家庭裁判所によって選任される人)の申し立てをすると決めて書類を準備しています。医師からの診断書は認知症の専門病院でお世話になっている先生にお願いしましたが、先生いわく今のあーちゃんの状態だと、後見人よりも財産管理の権限が限られる「保佐人」が妥当とのこと。それだと、あーちゃんが自分で預金を持ったままの状態になってしまい、父にわが物顔で使われてしまう可能性もあります。先生から想定外のことを言われてしまい、自分たちの希望が叶わないかもしれないと、ワフウフさん姉妹は落胆……。そして父は相変わらず、なんとか通帳を再発行しようと奔走しているようで、その執着ぶりにはワフウフさん姉妹もドン引きです。
認知症の病院に行った帰り、どういう風の吹き回しか、介護保険について自分から話題を振ってきたあーちゃん。
薬の管理の話をしてみると……。
少し不穏な空気になってしまったので……。