「それじゃ半分こにしようよ」母の預金を勝手に分けようとする父に、あ然 #母の認知症介護日記 145

「それじゃ半分こにしようよ」母の預金を勝手に分けようとする父に、あ然 #母の認知症介護日記 145
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 145

しかし、父の悪意を感じ取っていたのか、病院で鉢合わせしたときには、姉の体の影に隠れてしまったそう……。

姉・なーにゃんが「再発行した通帳は、私が持っている」と言ったことがきっかけで、父VS姉のバトルがぼっ発。姉がボイスレコーダーで記録していたやりとりを聞くと、父の主張は「あーちゃんのほうがお金を持っている。年金を生活費として渡すと、僕だけ貧乏になっていく。預金を渡さないなら、今後は年金を渡さない」というもの。しかし、父は会社員時代の給与からへそくりを作っていたことを知っている姉は、そこも突っ込んで闘ってくれました。しかし父は「昔のことを言うのではなく、今の状態で話さなければ話が進まない」と一蹴。つまり、使っちゃったもの勝ち。そんなのおかしい!

さらに、今後生活費として年金を渡さないのに、光熱費や税金は今まで通り半額をあーちゃんに請求するつもりらしい父。話は平行線で、落としどころが見つからないので「専門の人に相談する」と姉が話を打ち切りました。父も「こうなったら実力行使だ!」と反論していましたが、実力行使ってどういうこと……??

バトル中の父の発言で心底驚いたのが、姉が「あーちゃんから頼まれて預金を預かっているから渡せない」と言ったのに対して「それじゃあ半分こにしようよ」と言い放ったこと。なぜ父がそれを決めるの?? と、私たちはイライラ……。あーちゃんは会話の内容こそわかっていなかったようですが、ただならぬ雰囲気は感じ取っていた模様。その証拠に、おそらく診察券を再発行するために病院にやって来た父と鉢合わせしたとき、そっと姉の体の影に隠れたみたいです。それがいじらしくてかわいそうで、やりきれない気持ちになりました……。

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あーちゃんが働いて得たお金は、紛れもなくあーちゃんのお金なので、他の誰かが許可なく手をつけていいわけがありません。もし、今の状態でワフウフさん姉妹が認知症に気付いていなかったとしたら、どうなっていたのかと思うとゾッとしますね……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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