私の両親は、高齢で認知症が進んでいた祖父と3人で暮らしていました。これは、祖父の遺産を巡ってきょうだい間のトラブルに発展したお話です。
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認知症の末、亡くなった祖父
私は夫婦で近くに住んでいたので、時々実家にごはんを食べに行っていました。行くたびに祖父の認知症は進んでいて、急に起きて「ごはんはまだか?」と聞くこともあり、まるで時間の感覚がわからなくなってしまったかのようでした。その後、祖父は肺炎を患い、他界しました。
遺産相続トラブルに発展
母は7人きょうだいの末っ子で、2人の姉がいます。祖父の他界後、遺産相続を巡ってきょうだい間でもめ事がぼっ発しました。
母は長年、献身的に祖父の面倒を見てきたのに、他のきょうだいたちは遺産のことばかりに目を向けているように感じられました。事態は悪化し、家庭裁判所にまで発展してしまったのです。
仲が良かったきょうだいなのに…
私は1人っ子です。両親には多くのきょうだいがいましたが、子どものころは皆仲良くしていました。しかし大人になり、それぞれが結婚して家庭を持つと、生活の中心が変わり、きょうだいとの関係も疎遠になっていきました。それはどこか寂しい気持ちにさせました。
ましてや、親の遺産相続となると、かつて仲が良かったきょうだいでさえ、お金を巡って争う姿を見るのはつらかったです。
まとめ
遺産相続を巡って、きょうだい間で裁判沙汰にまでなるなんて、お金はそれほどまでに人を変えてしまうものなのかと、考えさせられた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:真中泰智/60代男性・会社員
イラスト/おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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