アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
最近、母・あーちゃんの病院について来ようとする父。それはあーちゃんの体調を心配してではなく、あーちゃんの財産を狙う父が病状を把握しておきたいからだとワフウフさん姉妹は感じています。そこで、病院の予定を大きく紙に書いてあーちゃんに渡すのをやめて、前日の電話確認のみに変更しました。しかし、変更して早々に待ち合わせがうまくいかないトラブルがぼっ発してしまいました……。約束の時間はだいぶオーバーしていたものの、最終的には会えたのでよかったのですが、どうすれば父に知られることなくちゃんと待ち合わせができるのか、ワフウフさん姉妹の悩みは尽きません……。
そろそろ対策が必要?
認知症の病院へ行く日。待ち合わせにやって来たあーちゃんは、ウィッグ姿。しかも、なくしたものではなく初めて見るもの。不思議に思ったワフウフさんが、一体どうしたのかと聞いてみると、父が買ってくれたとのこと……。あーちゃんは、父が言った「ウィッグを着けないと老けて見えるのが嫌だから買わせて」という言葉を素直に受け取って喜んでいましたが、お金に執着する父がそんなに高いものを買うとは思えないワフウフさんは、何か裏があると疑っています。そして、すぐに父への嫌悪感すら忘れてしまうあーちゃんを見て、複雑な気持ちになるのでした。
あーちゃんが父に対しての嫌悪感や恐怖を忘れてしまったことは、あーちゃんのせいではなく認知症のせい。そう自分に言い聞かせ、努めて穏やかに接しました。
そして、父からウィッグを買ってもらったことを心底喜ぶあーちゃんに、私は必死に刷り込みを続けました。
しかし、あーちゃんは相変わらず……。