介護認定の日…自分を認知症だと認めない母。順調に質問に答えていたものの #母の認知症介護日記 153

介護認定の日…自分を認知症だと認めない母。順調に質問に答えていたものの #母の認知症介護日記 153
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 153

ちなみにこのとき、父も在宅中。しかし、耳が遠いからか、まったく気付いていませんでした。それが、のちほど父を怒らせることになってしまうのです……。

#母の認知症介護日記 153

一応、先日父に会ったときに薬の確認はお願いしていたのですが、薬を入れている袋に「認知症」とメモ書きしてあっただけ。これで確認したことになっていると思っている……!?

#母の認知症介護日記 153

これだけで、こんなふうに主張されるのは納得がいきません……。

あーちゃんの預金について弁護士さんと相談したあと、1日分ずつセットした薬を渡すため、私は姉と一緒にあーちゃんの家の最寄り駅へと向かいました。あーちゃんには事前に電話で連絡をしていたのですが、その電話をしたことを忘れていたらしく、待ち合わせがうまくいかず……。このごろ、毎回のように待ち合わせがうまくいかず、頭を悩ませています。そしてこの日、やっと会えたあーちゃんは、朝イチで私と一緒に病院に行ったことも忘れていて、その日初めて会ったような顔をしていました。認知症ってそういうものだと思ってはいますが、朝からあーちゃんのためにあちこち駆け回っているのに……と、ちょっと悲しくなります。

それから1週間後。糖尿病の病院に行ったあと、ランチをしてから介護認定を受けました。あーちゃんには事前に「お薬の管理をお願いするために、担当の人が来てくれる」と伝えておいたので、少し構えた様子を見せつつも、にこやかに質問に答えてくれていました。介護認定は、認定員さんからの質問にあーちゃんが答える形で進みます。自分が認知症だと思っていないあーちゃんは、なんでも「できています」と答えていましたが、今の季節を聞かれたときに、さっきまで一緒に分厚いコートにくるまりながら歩いていたのに「初夏」と回答してボロを出していました……。

ちなみに認定を受けている間、父は在宅していましたが、耳が遠いからから気付いていないようでした。認定員さんの前で、やさしい夫を演じられても腹立たしいので、それはそれでよかったです。

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認知症の症状が進行するにつれて、待ち合わせもうまくできないことが増えてきましたね。そろそろ、何か対策を考え始める時期なのかもしれません……。でも、介護認定を受けたことで薬の管理ができるようになるのは、大きな一歩です。ずっと悪化し続けている糖尿病の数値も、薬がちゃんと飲めて安定してくれればいいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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