「ゆずってもらう年ではない!」混雑電車で高齢男性に声をかけるも…一喝されたワケは【体験談】

「ゆずってもらう年ではない!」混雑電車で高齢男性に声をかけるも…一喝されたワケは【体験談】
「ゆずってもらう年ではない!」混雑電車で高齢男性に声をかけるも…一喝されたワケは【体験談】

かつて、年配の方々への敬意が自然に根づいていた時代に育った私ですが、ある日の電車で思いがけない体験をしました。

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高齢の方に席をゆずると…

立ち仕事で足が痛む中、混雑した車内に乗り込み、仕方なく座ることにした私。ふと、杖をついた紳士風のお年寄りが優先席の近くに現れたので、思わず「どうぞ」と席をゆずろうと声をかけたのです。

すると、その方は少し厳かに、「私はまだ堂々と座っている若者に席をゆずってもらう年ではない!」と言われ、優先席に座っていた他の人は急に寝たふりをし始めました。その瞬間、私は自分だけ取り残された気分になりました。

優先席とは

この出来事を通して、優先席という存在の意味や、ゆずり合いの精神について、ふと考えさせられました。たしかに、そのときの私は体力的に限界に近く、疲れ切っていたので、席をゆずるべきかどうか迷いもありました。

時代は変わった? 

そして「今の若いもんは」と言われたことで、高齢の方を敬うこと自体が間違っていたのか、この体験を通して昔の価値観と現代の感覚が交差する瞬間を目の当たりにしました。

まとめ

あの日の電車での一幕は、単なる出来事以上に、互いに思いやりを持つことの大切さを再認識するのと同時に、やはり時代は変わったのかなと感じた出来事となりました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:山田ゆり/50代女性・無職

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)

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