アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんの病院には自分が付き添うと豪語していた父ですが、実際に病院に来ることはなく、あーちゃんだけが無料乗車券を使って本当に手ぶらで病院にやって来ました。お財布をなくして不安だったと思いますが、無事に病院に来てくれてワフウフさんもひと安心。そして、今の状況では何も管理をしてくれない父が、あーちゃんの薬を勝手にもらって帰ってしまうことも考えられると思い、ワフウフさんは窓口に相談することに。ありがたいことにすぐに対応してもらえて、診察予約を入れていないにもかかわらず、先生にも直接事情を話すことができました。
なぜかあった現金
何度言い聞かせても父と出かけてしまうあーちゃんに対し、それが認知症のせいだと頭ではわかっていながらも、イライラが隠せなくなっているワフウフさん。そんなワフウフさんに、姉・なーにゃんは「あーちゃんを怒るのは逆効果だと思う」と伝えました。今はとにかく信頼関係を保つことが最優先だと気付いたワフウフさんは、姉の言葉を受け止め、あーちゃんにはやさしく何度でも伝えるようにしようと思うように。しかし、あーちゃんの発した「自分の夫がひどい人だなんて思いたくない」という言葉に、あーちゃんの本音を聞いたような気がして、複雑な気持ちになってしまうのでした……。

お財布をなくし、手ぶらで病院にやって来たあーちゃん。しかし、なぜか保険証ケースの中に3万円ほどの現金が入っていました。本人は「自分で下ろしてきた」とドヤ顔で言いますが……。

通帳もカードも私が預かっているので、下ろせないと伝えると「じゃあどうしたのかしら?」と、まるで他人事のようにつぶやいていて、結局何もわからず……。

病院に到着すると、お財布を忘れていることは忘れていて、いつものように自分でお支払いを済ませようとするあーちゃん。