
私も負けじと言い返しますが……。

あーちゃんが父をかばいながら仲裁に入るという、まさかの展開です。

先生も、なんとかその場をおさめようと必死のようで、いろいろと提案してくれました。
別室に案内されて話を続けていたところ、診察の順番が回ってきました。話し合いを中断して診察室へ移動したのですが……せっかく看護師さんが家族用の椅子を3つ並べてくれたのに、父がど真ん中の椅子に足を広げて座ったため、私たちは座れず……。感じの悪い父に、腹を立てながらも検査結果を聞くと、あーちゃんの糖尿病の数値はまた悪化……。薬が飲めていないという話になり、そこでもちょっと言い合いになってしまいました。
そして、「僕が一番あーちゃんを心配しているんだ!」と声を荒らげる父に対し、私が「生活費も渡さないで心配してるって言われてもねぇ?」と嫌みっぽく言ってやったところ、あーちゃんが急に「先生の前でそんな話をしないで!」と父をかばうような発言をしてきたのです……。昔から、人前で自分の夫を悪く言うのを良しとしないところがあるあーちゃん。認知症の症状が進行していても、そこは変わらないようです。
先生は、もめまくる私たち家族を丸くおさめようとしたのか、お薬カレンダーの利用を提案してくれたり、飲めなかった薬は持って来てくれれば調整すると言ってくれたのでした。
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険悪ムードの家族がゾロゾロと診察室に入って来て、先生もビックリしたかもしれませんね……。あーちゃんの数値はまたまた悪化していたので、父もちゃんとそれを受け止めて、あーちゃんが薬を飲み忘れないよう協力してくれればいいのですが……。今日の態度を見ていると、それはかなり難しそうで悩ましいですね。
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