
忘れては説明して……を何度も繰り返します。

しかし、翌朝には腹巻の存在ごと忘れていたのでした……。これが認知症だとは頭でわかっていても、ガッカリしてしまいます。
思い通りにあーちゃんのお金を取り上げることができず、怒りに震える父と病院で別れ、私たち姉妹はあーちゃんと新しいお財布を買いに行きました。
これ以上、あーちゃんのお金が父に抜かれるのは嫌だと思った私たちは、常に身につけていられるよう、腹巻のようなタイプを選択。現金と保険証はこれで父に奪われることはない……と思ったのですが、甘かったです。
本人と一緒に財布を選び、目の前でお金を入れて説明しながら装着させてみたものの、あーちゃんはまったく覚えられず……。おなかに腹巻をした状態でも、何のことかわからない様子です。翌日、電話で確認すると、案の定すでに腹巻を買った記憶はどこかへ行ってしまい、使い慣れない腹巻そのものの認識ができなくなっており、どこにあるのかすら見つけられない状況に……。これが認知症だとわかってはいても、ガッカリです。
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大事なお財布をなくさないためには常に身につけておくのが一番だと思いますが、すでに新しいことが覚えられなくなっているあーちゃんにとっては、なじみのないスタイルは難しかったようですね……。お金の管理は生きていく上で必要不可欠なので、良い案が見つかることを願いたいですね。
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