アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんの施設を真剣に考える段階に入り、市の弁護士無料相談へと向かったワフウフさん姉妹。そこで弁護士さんから、たとえ父の同意を得ずにあーちゃんを施設に入れたとしても、ワフウフさん姉妹が罪に問われることはないと言われ、ついに施設入居に向けて動き出す決心がつきました。父には「体調管理のため入院した」と伝えることにして、当面の間は住民票も移さずに様子を見るため、最低限の荷物だけを持たせてあーちゃんを施設に入れる予定です。とはいえ、父が必死にあーちゃんの居場所を突き止めようとするのは目に見えているので、まだまだ気は抜けません……。
まだまだ考えることは山積み
あーちゃんを誘って和食のお店でランチをしたときのこと。あーちゃんは、お刺身に「醤油をつける」ということはわかっていたようですが、目の前の小皿に入っているものが醤油だと認識できず、何をつけて食べればいいのかと聞いてくるように……。その後、髪を切りに行った美容院では、あーちゃんの頭がフケだらけという事実を目の当たりにしたワフウフさん姉妹。怪しいとは思っていましたが、お風呂にちゃんと入っていないことを確信。思っている以上に、認知症のせいであーちゃんの日常生活には支障が出ていたのでした……。

あーちゃんとランチや美容院に行った日。実は、入所予定のホームをあーちゃんに見せようと計画していました。このところ、あーちゃんは何度言い聞かせても、週に1回は父と買い物に出かけてしまっていて、その理由が「大きな商店街で買い物がしたい」というものだったので……。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。

施設に入るために引っ越せば、大きな商店街も近くにあると説得しました。そして、いざ施設を見に出発。

美容院からの出発だったことと、ランチや美容院に行くために歩いていたこともあって、姉・なーにゃんの家との距離感がよくつかめず、近いという印象は持ってもらえませんでした……。作戦失敗です。