アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
ワフウフさん姉妹は、母・あーちゃんをランチや美容院へ連れて行った後に、実際にお世話になる施設を見せようと計画し、早速、施設まで連れて行ったのですが、いつもの駅からではなく美容院から向かったからなのか、あーちゃんがイマイチ位置関係をつかめず、姉・なーにゃんの家の近くに引っ越すという印象を持ってもらえず……。しかも、翌日には引っ越しの話自体を忘れてしまったようで、一生懸命作戦を練ったワフウフさん姉妹はガッカリ……。それから数日後、知り合いの弁護士さんが時間を作ってくれたので、ワフウフさん姉妹は改めてあーちゃんのことを相談しました。すると、後見人の申し立て(=成年後見制度の申立て。認知症などで判断能力が不十分になった人の財産管理や身上保護のため、家庭裁判所に後見人を選任してもらう手続き)をしたほうがいいと言われてしまい、姉妹で困惑してしまいます……。父と離れても、本当に後見人は必要なのか……? 考えることはまだ山積みです。
YESが聞きたいだけなのに…
相変わらず、あーちゃんはお財布やお金をなくしてばかりいて、ワフウフさん姉妹はお金の動きが追えずにいました。父がまだあーちゃんのお金を取っているのかどうかも、謎のままです。そんな状況でも、週に一度は父に誘われるがまま、お出かけに行ってしまうあーちゃん。父がお金を支払ってくれないことに腹を立てて「もう一緒に買い物に行かない!」と口では言うものの、きっと誘われたら次も行くのだろうと、ワフウフさん姉妹はあきれています。

施設の面談と契約が3日後に迫っている中、どうしてもあーちゃん本人からハッキリとしたYESの返事を聞きたいと思い、ランチに誘いました。姉妹で言葉を尽くして説得したのですが……。

まず、あーちゃんの口から出たのはお金の話。自分がお金を持っていることを忘れているので、費用面が心配なのは当然です。

お金は大丈夫だと伝えると……。