「ボケちゃったのかな…」手術に向かった実母にかけた言葉が、思わぬ疑惑に #頑張り過ぎない介護 207

「ボケちゃったのかな…」手術に向かった実母にかけた言葉が、思わぬ疑惑に #頑張り過ぎない介護 207
連載タイトルPIC

完全同居している義母との嫁姑問題や介護の話をマンガにしているまる子さんの連載マンガ。

著者PIC
まる子
頑張り過ぎない介護/まる子

ちなみに、私には栄養バランスを考えた献立を要求してくるのに、義母が自分で用意するのは簡単なもの……。

頑張り過ぎない介護/まる子

まぁ、自分で用意してくれるからいいや……と思うしかありません。言いたいことはあるけれど、グっと我慢です。

息子とちょっと遠出の買い物に行く途中、実母から「今から手術に行ってくる」と電話がかかってきました。気は強いけどメンタルは弱い実母。きっと不安なんだろうなと思い「目が覚めたらおめでとうって言ってあげるね」と励まして送り出しました。しかし、帰宅後に今度は父から電話がかかってきて「母さん、ボケてんのかな」とのこと。理由を聞くと、「誕生日の前日に電話がかかってきて、良い日だって言ってるんだけど、誕生日は来月じゃないかって言ったんだ」と……。実は、私が完全に誕生日を間違えてしまっていたのでした。

慌てて父に、「私が誕生日を間違えて、麻酔が覚めたら『お誕生日おめでとう』って言ってあげると励ました」と話すと、父も笑ってくれました。実母は慢性の腎臓病なので、腎機能に影響を及ぼす薬剤や全身麻酔は慎重に扱う必要があります。今回は全身麻酔の手術ということもあり、家族は麻酔の影響で腎臓病が悪化しないか心配していました。そうこうしているうちに、手術は無事に終了。念のためHCU(高度治療室)でしばらく様子見になりますが、今のところ経過も良好とのことで、ひと安心。とはいえ、顔が見たい……。夫に帰省したいと相談したところ、快く送り出してくれたので、退院に合わせて帰省をすることに。

義母はというと、最近朝食の準備を自分でするようになりました。私がやっていたときは、栄養バランスを考えた献立にするように言われていたのですが、義母が用意しているのはパンとスープのみ……。思うことはいろいろありますが、グッと我慢です……。

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まる子さんは、ずっと実母のことが心配だったと思うので、無事に手術が終わってホッとしましたね。帰省している間は、嫁業は忘れて娘としてゆっくり過ごしてほしいです。今はいつでもメッセージのやりとりや電話が気軽にできる時代になりましたが、顔を見て話す時間を持つようにするのも忘れないようにしたいものです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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頑張り過ぎない介護

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