「ウソでしょ…」胃腸炎かと思った腹痛の正体。まさかの手術にまで発展して【体験談】

「ウソでしょ…」胃腸炎かと思った腹痛の正体。まさかの手術にまで発展して【体験談】
腹痛に襲われているイメージ

ある日、突然激しい腹痛に襲われました。最初は「胃腸炎か、食あたりだろう」と軽く考え、市販の胃薬を飲んで様子を見ることにしました。しかし、痛みはまったく引かず、むしろ悪化するばかりで……。

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腹部の痛みが背中にまで…

特に右側の腹部がズキズキと痛み、やがて背中にまで鈍い痛みが広がっていきました。翌朝になっても症状は改善せず、今度は微熱まで出てきたため、「これはさすがにおかしい」と思い、近くの病院を受診することに。

診察した医師からは、「胆のう炎(胆石が胆のうの出口をふさぐことで胆汁がたまり、細菌感染などを引き起こして発症する病気)の疑いがあるので、詳しく検査しましょう」と言われました。胆のう炎という言葉にあまりなじみがなかった私は、「本当に胃腸炎じゃないのかな」と半信半疑のまま、エコー検査と血液検査を受けました。

まさか手術になるとは

結果は「急性胆のう炎」。そのまま入院が決まりました。医師からは、「胆のうに強い炎症が起きていて、このままでは悪化する可能性が高い」と説明を受け、胆のうを摘出する手術を勧められました。まさか手術になるとは思っていなかったので驚きましたが、痛みもかなり強く、このまま長引くのも不安だったため、腹腔鏡による摘出手術を受ける決意をしました。

手術は全身麻酔でおこなわれ、無事に終了。腹腔鏡手術だったため、傷は小さく、術後の回復も早いとのこと。実際、術後2日ほどで歩けるようになり、1週間ほどで退院することができました。

早めに受診してよかった

今回のことで痛感したのは、「自己判断せず、早めに病院を受診することの大切さ」です。あのとき我慢していたら、もっと深刻な状態になっていたかもしれません。

また、胆のう炎は食生活とも関わりがあると医師から聞きました。この出来事をきっかけに、脂っこいものや暴飲暴食を控えるようになり、自分の体をもっと大切にしようという気持ちが芽生えました。

まとめ

今では、健康診断も定期的に受け、少しでも異変を感じたら、すぐに専門医に相談するようにしています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

著者:山田胆夫/60代男性・会社員

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

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