母「ウィッグ、やめるわ!」あんなにこだわっていたのに、ついに卒業!? #母の認知症介護日記 227

母「ウィッグ、やめるわ!」あんなにこだわっていたのに、ついに卒業!? #母の認知症介護日記 227
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

甘いものと並んで母・あーちゃんが異常に執着するのが「りんご」と「バナナ」。お散歩コースになっている施設近くの商店街には、いくつか青果店がありますが、その前を通るたびに「買う」と言ってききません。施設は食べ物の持ち込みが申告制になっているうえに、刃物の持ち込みも禁止。買ったところで食べられないと説明しても、あーちゃんには「買う」という選択肢しかなく、しつこく食い下がってきてワフウフさんは困ってしまいます……。せっかくのお散歩も、また駄々をこねられるのかと思うと、ワフウフさんの足取りは自然と重くなってしまうのでした。

★前の話

年相応のかわいらしさに!

衣装持ちのあーちゃんですが、洗濯機で洗えるような素材の服がわずかで、施設に持っていく洋服選びには苦戦しました。しかし、なんとか見繕って持って行った服も、着た後に洗濯をしたかどうか、本人には区別がつかないようで、ワフウフさんはちゃんと清潔を保てているのか心配しています。さらに、物盗られ妄想も継続中で、大事なものをバッグに入れて食堂に持参しています。なぜかその中には、ブラジャーまで入っていて、見つけたワフウフさん姉妹も仰天しながら笑ってしまいました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

施設に入居した翌日、あっさり外されたあーちゃんのウィッグ。無造作に引き出しの中に突っ込まれて、放置されていました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

あれだけウィッグにこだわっていたのに、散歩に連れ出すときに私たちから促さないと、自分で引き出しからウィッグを取ってくることはなくなっていました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

久しぶりに姉妹で施設に行き、近くのショッピングモールで散歩をしようという話になった日。支度をしていたあーちゃんは、ウィッグを着けた自分を鏡で見て「わざとらしい」と言い始めました。

マンガ・体験談の最新記事