
まだ仕事をしていたころのことです。年齢のせいか毎日疲れが取れず、体も重く感じていました。そんな中、恥ずかしい話ですが、自分の意識とは関係なく下着が汚れるようになったのです。
★関連記事:「めまいと頭痛が止まらない…」猛暑の外出で発覚した思わぬ病気の正体とは【体験談】
ズボンまで濡れるほどの違和感
下着が汚れるようになった原因が、尿漏れなのかおりものなのかわからず、最初は少量でしたが、次第に量が増えていきました。
やがてパットを当てるようになり、30分ほどで交換しないと漏れてズボンが濡れてしまうこともありました。そのころには足のむくみもひどくなり、体がとてもつらかったのを覚えています。
まさかの診断名は
そんなある日、陰部に強い違和感を覚え、婦人科を受診しました。すると、子宮の内部にあった筋腫が、子宮口を超えて飛び出て腟内に出てきている「子宮筋腫分娩(しきゅうきんしゅぶんべん)」と言われたのです。
「大きな病院でなければ処置できない」と紹介状を渡され、そのまま別の病院を受診しました。診察の結果、手術が必要とのことで、幸いにもそれほど待たずに手術を受けることができました。
悩んでいた不快感が解消
手術後は、あれほど悩まされていた多量のおりもののような分泌物もなくなり、足のむくみも改善しました。現在は半年に一度の通院を続けています。
振り返ると、婦人科検診をさぼっていた時期にこのような事態になってしまいました。以前、子宮ポリープが大きくなって手術した経験があるのに、どうして検診を後回しにしてしまったのだろうと後悔しました。
まとめ
忙しさにかまけて自分の体と向き合うことを怠っていたのだと思います。この経験を通して、無理をせず体調の変化に耳を傾けることの大切さを強く感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。
著者:持田たま子/50代女性・主婦
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
★関連記事:「便器にハマっている!?」認知症の母を介護中に起きた衝撃の出来事とは【体験談】