
学生のころ、ある冬の深夜3時過ぎのことです。突然、外からけたたましい叫び声が聞こえ、私は飛び起きました。
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深夜の叫び声で飛び起きる
何事かと窓を開けた瞬間、目の前の景色に息をのみました。外が真っ赤に染まり、肌を刺すような熱気が押し寄せてきました。隣家が炎に包まれ、激しく燃え上がっていたのです。
荷物を持つ余裕などなく、私は慌てて外へ飛び出しました。すでに隣家は火の海と化しており、ほどなくして消防車が到着しましたが、強い風にあおられて炎は反対側へ延焼。やがて7棟にわたる大火事へと広がっていきました。
間一髪で逃れた私の家
もし風向きがこちら側だったら、わずか数メートルしか離れていない自分のアパートも全焼していたに違いありません。恐怖と安堵が入り混じる、長い一夜でした。
あの火事をきっかけに、私の防災意識は大きく変わりました。自宅には消火器を置き、非常用持ち出し袋も備えるようになりました。息子とは「もし火事が起きたらどうするか」を何度も話し合い、地域の防災訓練にも積極的に参加しています。
まとめ
火災は決して他人事ではない――あの夜、風向きが少し違っていたら、今こうして家族と笑って過ごす時間はなかったかもしれない。その思いが、今の私を支え続けています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小日向たけし/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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