母「無意識にね!」どこが無意識!?むしろ意識的に行動していませんか #母の認知症介護日記 231

母「無意識にね!」どこが無意識!?むしろ意識的に行動していませんか #母の認知症介護日記 231
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

施設で暮らすようになって、今のところ、母・あーちゃんの口からは「家に帰りたい」という言葉は出ていませんが、いつまでいるのかと口にするようになりました。そのたびに、ワフウフさんは父と離れて自立して生きていくことを説明し、あーちゃんも「そうね、そうね!」と納得するものの、おそらく理解はできていない様子。さらに、何度説明しても「入院している」と思い込んでいるようで、それも厄介です。それでも、あーちゃんは感謝の気持ちを毎回言葉にして伝えてくれるので、ワフウフさん姉妹はその言葉にとても救われています。

★前の話

本当に覚えていないの?

あーちゃんのところへ行くたびに、ワフウフさんはあーちゃんをいろいろな場所へと連れ出しています。たくさん歩けることをとても喜んでくれますが、あーちゃんはワフウフさんの子どもたちのことを気にして、なんとか早く帰そうと気づかってくれます。駅を通るたびに「ここから帰りなさい! 私はタクシーで帰るから」と言ってくれますが、タクシーの運転手に伝えるべき施設の住所もわからず、バス停を教えても、降りた後の帰り道も理解できません。気づかいはうれしいけれど、非現実的な申し出を繰り返されて、ワフウフさんはちょっと嫌気が差しています。

母の認知症介護日記/ワフウフ

自分が覚えていないことをごまかすために、よくこんなことを言うあーちゃん。

母の認知症介護日記/ワフウフ

施設に来てから持病の糖尿病の数値が改善していたので、やっぱり家で甘いものを食べていたのでは? と、あーちゃんに言うと……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

また「無意識で食べていた」と主張するあーちゃん。

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