「何かしら?」また1つ、母の頭の中から食べ物の記憶が消えていて #母の認知症介護日記 240

「何かしら?」また1つ、母の頭の中から食べ物の記憶が消えていて #母の認知症介護日記 240
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

赤いものを身に着けていると、なぜか攻撃度がアップするアライちゃん。……なぜ!?

母の認知症介護日記/ワフウフ

ちなみに、アライちゃん以外にも気になる発言をする方が。おそらくあーちゃんの隣の部屋の方です。

母の認知症介護日記/ワフウフ

なんでそんな嫌みを……? と考えてみたら、あーちゃんの自慢癖が原因な気もしてきました。施設では皆とうまくやってほしいのですが……。

先日、たまには甘いものを食べてもいいだろうと思い、ロング散歩の途中であーちゃんにパフェを食べさせていたときのこと。あんこと白玉の乗った和風のパフェを食べたあーちゃんは、目を丸くして「これ何かしら? すごくおいしいわよ!」とひと言。食べていたのは白玉だったのですが、どうやらあーちゃんの頭の中には、白玉の存在がもうなくなっていたようです……。

柚子胡椒、デミグラスソース、カレーに続いての消滅です。次は何が消えてしまうのでしょうか……。忘れてほしいことは覚えているのに、覚えてほしいことは忘れてしまう。認知症って不思議です。あーちゃんの体のことを考えると、いっそのこと「甘いもの」全部の記憶がなくなればいいのになんて思ってしまいます。

私たち姉妹が、施設の入居者の中で特に注意している意地悪なおばちゃん・アライちゃん。この前も、姉があーちゃんと施設内を移動していたとき、あーちゃんを見ながら「赤い服なんて着ちゃって!」と言ってきたらしいです。しかし、ほかにも、なんだか嫌みっぽい発言をするおばちゃんがいることがわかりました。ただ、発言の内容から察すると、あーちゃんの言動に原因があるような気もします。アライちゃんは論外としても、できればほかのおばあちゃんたちとはうまくやってほしいのですが……。

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あーちゃんの場合は施設で暮らしているので、そこまで心配しなくても大丈夫だと思いますが、食べ物の記憶がなくなってしまうと、持病で食べてはいけない食材がある方がひとりで食事をするのは、とても心配ですね……。記憶がいかに自分にとって大切なものか、改めて気付かされますね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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母の認知症介護日記

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