アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが暮らす施設では、入居者の方が入浴している間に、部屋に置いてある洗濯カゴから洗濯物が回収されるシステムです。ただ、あーちゃんは着た洋服をすぐにハンガーにかけてしまうため、ワフウフさん姉妹はちゃんと洗濯に出しているのかがわからず、心配していました。部屋のベッドには無造作に服が置かれていて、姉・なーにゃんが洗濯をしているかを確認しても、ペロリと服を舐めて「大丈夫!」と言うだけで、まったく信用できません……。結局、なーにゃんがこっそり家に持ち帰って洗濯をしてくれていて、なんとかあーちゃんの洋服は清潔に保たれていました。
自分の年齢もわからなくなっていて…
ワフウフさん姉妹が施設の「要注意人物」としてチェックしている「アライちゃん」。なぜか、あーちゃんに意地悪ばかり言うので、ワフウフさんは塩対応を貫いています。しかし、施設でばったり会ってしまい、仕方なくあいさつをすることに……。すると「どちら様でしたっけ?」とまさかの返答。少し会話をしているうちに、ワフウフさんはアライちゃんも実は認知症であることに気付き、数分話すだけでは見抜けないことも多いのだと、改めて感じたのでした。

こんなふうに言って、あーちゃんがウィッグを卒業してからずいぶんたちました。

以前はウィッグがないとお出かけができないとまで言っていたほどの愛用品です。そこで、新しいものを買おうかと提案はしたのですが……。

あーちゃんは「このままでいい」と言います。