
うれしそうに報告してきたことを考えると、若く見えたかったのは父がいたからなのかもしれません……。父と離れて暮らすようになったことが、明らかに美への意識が薄れたことと関係するのであれば、なんだか複雑な気持ちです。
あーちゃんが「なんかわざとらしい」と言い、ウィッグをつけなくなってからずいぶんたちました。実家にいたころは、お出かけの必須アイテムで、なくしてしまったときにはウィッグがないからお出かけしたくないとまで言っていたのですが、私たち姉妹が自然な感じのウィッグは欲しくないかと聞いても「いいわ、このままで」とのこと。
「もう76だし、自然のままでいいわよ。」というあーちゃんに、あーちゃんがもう77歳で、今年78歳になることを伝えると、自然なままでいいと言っていたばかりなのに「私、80近いの!?」と驚きを隠せない様子。私たちは、ここでいちいち驚くあーちゃんに、ビックリです。自分は年を取っていないと思っているのかな……。
以前、あーちゃんが父にウィッグを買ってもらったことを報告してきたり、父から「老けて見えるのは嫌だ」と言われたと、うれしそうに報告してきたりしたことを考えると、あーちゃんが若く見えるようにしていたのは、父の前だったから……? 明らかに美への興味が薄れているように見えるのは、父と離れて暮らすようになったことも関係しているのかも。最近は、季節に合わせた服装ができないだけではなく、洋服の組み合わせもうまくできなくなってきていて、そんな姿を見ていると、美意識が高くてオシャレだったあーちゃんを知っているだけに、複雑です。
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オシャレでバリバリと働いているあーちゃんを長年見てきたワフウフさん姉妹にとっては、美への意識が薄れたあーちゃんを見ているのは複雑かもしれませんね。でも、逆に言えば、施設では自然に暮らせているということでもあると思うので、あーちゃんにとってはいいことだと考えられるのではないでしょうか。
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