
娘の結婚式の日、私は思いがけない形で会場を沸かせることになりました。それは、花嫁の母としての「サプライズダンス」。結果的に少し恥ずかしい思いもしましたが、今では笑って話せる大切な思い出です。
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親同士の秘密の計画
娘から「友人たちがいろいろな余興をする予定」と聞き、娘のお相手のお母さんと一緒に何かできないかと考えました。
そこで思いついたのが、昭和の名曲『UFO』を踊ること。家が離れていたため、電話で打ち合わせをおこない、振り付けはDVDを共有して練習を重ねました。
娘にはもちろん内緒。当日を楽しみにしながら、2人でサプライズ計画を練り上げていきました。
晴れ舞台での全力パフォーマンス
そして迎えた当日。ガーデンウェディングの華やかな雰囲気の中で、私たちはピンクの衣装に身を包み、音楽とともに登場しました。
お相手のお母さんは少し恥ずかしそうに、私は思い切って全力で踊りました。実は私は以前、交通事故で腰を痛めたことがあり、娘の友人や職場の方々の間では「腰を悪くしている」と知られていたのです。
そのため、花嫁の母が激しい腰振りダンスを披露した瞬間、会場は一瞬静まり返り、皆が驚いた表情を見せていました。
予想外の“娘の反応”
式の後、娘は照れくさそうに「お母さん、腰痛かったんじゃなかったの!?」と文句を言ってきました。
友人たちからも同じように聞かれたらしく、恥ずかしかったようです。私はただ、愛しい娘のために全力で喜ばせたかっただけなのですが、どうやらサプライズは少しやり過ぎだったようです。
まとめ
あの日の“UFOダンス事件”は、今でも家族の笑い話になっています。サプライズは必ずしも成功するとは限りませんが、「娘を思う気持ちを形にしたい」という一心で挑戦したこと自体に悔いはありません。そして、改めて私はサプライズがあまり得意ではないことを、痛感したのでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:和井マイ/60代女性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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