アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
姉・なーにゃんが施設を訪れたときのこと。意地悪オバチャンこと「アライちゃん」に声をかけられ、ホールの隅で2人で話していました。その様子を見た母・あーちゃんが、何を話しているのか気になったようで近づいてきたのですが、すぐ後ろには見知らぬおじいちゃんが、なぜか腕を広げた状態でついてきていて……。おじいちゃんは、あーちゃんを追い抜いたかと思ったら、アライちゃんもすり抜け、両手を広げたまま、なーにゃんに迫ってきました。そこで、タイミングよく施設長が登場して進路を変えてくれたことで、事なきを得ましたが、危うくハグをされるところだったので、なーにゃんはゾッとしてしまったのでした……。
まさに「目は心の窓」
このところ、あーちゃんは着るものや身支度にすっかり関心がなくなってきたようです。それは、ワフウフさん姉妹が施設で浮かないようにと選んだ洋服があーちゃんの好みではない地味なものばかりだからのようです。出かけたときには目を輝かせて洋服や靴を吟味していました。ただ、選ぶものは露出度が高かったり派手だったりと、やはり施設の普段着には適していないため、ワフウフさんが買わないと伝えると「そうよね……。もう出かけることもないものね……」としょんぼり。ワフウフさんは、ただあーちゃんが今の自分に合ったものを選んでほしいだけなのに、それを理解してもらえずにもどかしい気持ちでいっぱいです。

今日、あーちゃんは古くからのお友だち・Kさん母娘と、姉・なーにゃんと4人で食事会です。直前になってウィッグを作ることに前向きになり、以前より自然なウィッグを購入。オシャレもばっちりです。

今日のあーちゃんは、シャキーンとしていました。

Kさんと会っているときも、同じ話を繰り返すことはあっても、しっかりしようと頑張っているようです。