
祖父の実家で法要をすると手間がかかったり、親戚へのあいさつが必要だったため、遺骨を都心に移動して納骨堂で管理をするようにしました。管理費も安くなり、墓じまいをしたことで気持ちもラクになり、気疲れすることもなくなりました。
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話し合いを重ねて…
私は就職をして祖父の実家に行くこともなくなったので、墓じまいをすることにしました。最初は親戚と相談をしなければなりませんでしたが、定期的に連絡を取ったり、許可を得たりするのに苦労しました。
私も地方までの移動時間やお墓の維持費を考えるのが負担になったため、30代になってから周囲のアドバイスを受けて話し合いで解決するようにしました。最初は霊園に相談し、掃除やメンテナンスをおこなうなど環境を見直すことにしました。
お墓の移動には、期日までに区役所へ提出しなければならない書類も多く、家族に協力してもらい助かりました。
行き届いた管理体制
都心に遺骨を移動して、納骨堂のスタッフに問い合わせた際も、フレンドリーに対応してくれたので安心しました。お彼岸だけではなく、命日になったら僧侶を招いて読経をしてもらったり、迅速に法事の手続きをしてくれたりと、仕事や家事で忙しくても落ち着いて祖父の遺骨を管理することができました。
法事が近くなると、菩提寺(ぼだいじ:先祖代々のお墓があり、葬儀や法要をお願いするお寺のこと)から直接連絡が入るシステムになっていてわかりやすかったです。納骨堂はビルのような作りになっていて、敷居も低く入りやすい印象でした。
当初はしっかりと管理できているのか不安でしたが、1日に1回は常駐しているスタッフが巡回してくれているので、仏壇の前もきれいになっていて安心しました。
気持ちの整理ができてよかった
地方にお墓があると、祖父への気持ちも離れてしまうようで落ち着きませんでしたが、今ではお墓を移動してよかったと思っています。隣の仏壇とは仕切りで区切られており、プライバシーも保たれていて安心しました。時間があるときは、気軽に納骨堂に行って墓参りできるようになりました。
まとめ
お墓を地方から都心に移したことで、気軽に納骨堂に行ってお参りをすることができるようになったので、祖父のことを思い出す時間が増えました。納骨堂の管理体制もしっかりしているので、この先も安心してお墓参りができそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:井上ひとみ/30代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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