「自分は大丈夫…」根拠なき自信が崩れた診断結果。数値を機に生活を見直した結果【体験談】

「自分は大丈夫…」根拠なき自信が崩れた診断結果。数値を機に生活を見直した結果【体験談】
健康診断の結果にショックを受けているイメージ

毎年の会社の健康診断を軽い気持ちで受けたのですが、その数週間後に届いた結果が、私の生活を大きく見直すきっかけになりました。まさか自分が「要精密検査」の対象になるとは思っておらず、その一通の封筒が不安と恐怖の始まりでした。

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突然届いた「要精密検査」の通知

健康診断から約2週間後、会社から結果が届きました。いつもと変わらない気持ちで封筒を開けた瞬間、「要精密検査」の文字が目に飛び込んできました。心臓が止まるかと思うほど驚き、頭の中が真っ白になりました。

慌てて結果票を確認すると、肝機能の数値が基準値を大きく上回り、コレステロール値も高めだとの記載が。手が震え、何度も読み返しました。「自分だけは大丈夫」だと思い込んでいた気持ちが、一気に崩れ落ちた瞬間です。

すぐに病院へ連絡し、精密検査の予約を取りました。再度の採血と腹部エコー検査を受けることになり、その数日間はインターネットで情報を調べるたびに不安が募りました。「もっと早く気付けていたら」と、後悔ばかりが頭をよぎりました。

診察室で知らされた現実

精密検査を受けた数日後、診察室へ呼ばれたときの医師の表情は今でも忘れられません。淡々と説明を受けた結果、肝臓に脂肪が蓄積している脂肪肝であり、さらに高コレステロール血症であることがわかりました。

深刻な病気ではないと言われたものの、「このまま放置すれば悪化する可能性がある」と聞き、生活習慣を本気で見直す決意を固めました。あの日の診察室の静けさと、自分の鼓動だけがやけに大きく聞こえていたのを覚えています。

1年後に訪れた大きな変化

診断から1年、医師の指導を受けながら、私は食生活を根本から改善し、毎日のウォーキングを続けました。最初はつらかった食事制限も、今では習慣になり、健康的な食事が当たり前の生活に。

定期的に受診した血液検査では、肝機能もコレステロール値も正常範囲に戻り、医師から「すばらしい改善です」と言葉をかけてもらえました。努力がかたちになった瞬間、思わず胸が熱くなりました。

まとめ

今回の経験を通して、「自分は大丈夫」という根拠のない自信がどれほど危ういものだったのかを痛感しました。健康は日々の積み重ねによって守られるものだと痛感しています。そして、何より定期検診の重要性を実感しました。自覚症状がなくても、体の中では何かが進んでいることがあります。あの封筒をきっかけに生活を見直し、健康を取り戻せたことに、今では心から感謝しています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

著者:橋本元/60代男性・パート

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

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