
父が車椅子生活にならないように、今のうちから食事やトイレの介助ができるように準備しています。できるだけヘルパーに頼るのではなく、自宅でケアができるよう日ごろからサポートすることを目的に日々奮闘する私のお話です。
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日ごろの動作を観察して生活をサポート
私の父は、以前からパーキンソン病(手足の震えや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの運動症状が見られる神経変性疾患)の傾向があって日常生活における動作が鈍くなっていました。最初は不自由なく仕事をしていましたが、時間の経過とともに言葉がはっきりしにくくなり、食事をするスピードも遅くなってしまいました。
トイレに行くときは、一緒に手伝うようにして途中で転んでしまわないようサポートをしています。父は夜中にトイレへ行くことが多いので、できるだけ声をかけながら介助をしています。転倒して骨折し車椅子生活になってしまうと困るので、日ごろから注意して介助しています。
食事を作って健康面を観察
栄養面にも気を配っており、休日は食事の準備をしながら父の栄養管理をしています。また、お風呂場が不衛生だと感染症などの原因になるおそれがあるため、毎日掃除して衛生管理を徹底しています。
さらに身の回りで気になることがあれば、その日のうちに家族や身内と手分けをして対応しています。室内で汚れている部分があればこまめに掃除機をかけ、ホコリや汚れを落としています。父の体調が悪化したときは、定期的に実家に帰り、健康状態を観察するようにしています。
将来を見据えて介護施設を検索
しかし、自宅でケアをするのも限界があるので、将来的には有料の施設に入所し、身の回りのお世話をしてもらう予定です。時間があるときは、父親と一緒に見学しながら施設を探すことも。
都心ではなく、地方の施設のほうがのんびりと過ごすことができると考え、自分のペースで病気と向き合うため、父と相談しながら今後のプランを立てています。
食事や入浴の介助も、専門のプロに依頼をしてサポートをしてもらうつもりです。もし、施設を見学して納得できなければ、父を自宅でケアすることも考えています。室内には手すりを付けてバリアフリーのような設備を徹底し、生活に困らないよう環境を整えていつまでも元気でいてくれるようにしたいです。
まとめ
パーキンソン病は体が動かしにくくなってしまうだけでなく、転倒して骨折をしてしまう可能性もあるので、自宅でケアを続ける場合は手すりを設置し、バリアフリー環境に整えたいです。今後も父が生活に困らないように住環境を見直していきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐田ゆか/40代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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